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- 五代目 野田岩(Godaime Nodaiwa)
【鰻の真髄】麻布・五代目野田岩で味わう、江戸前蒲焼四百年の「伝統と品格」
日本の美食を語る上で欠かせない伝統料理、鰻。その歴史と技、そして品格において、東京・麻布飯倉本店に静かに佇む「五代目 野田岩(ごだいめのたいわ)」は、まさに頂点に立つ存在です。
野田岩の創業は寛政年間(1789年~1801年)にまで遡り、その歴史は200年を超えます。江戸時代から続く老舗中の老舗として、代々受け継がれてきた秘伝の技と哲学は、現在、五代目当主・金本兼次郎氏によって守り、進化し続けています。
鰻といえば夏というイメージがありますが、野田岩が提供するのは、季節や産地に左右されない、鰻本来の旨味を最大限に引き出した「本物の味」です。
五代目 野田岩:時を超え、麻布に息づく鰻料理の最高峰
熟練の「四度の仕事」
野田岩の鰻が、他の追随を許さない秘密は、一切の妥協を排した鰻選びと、江戸前蒲焼の伝統的な工程である「四度の仕事」にあります。
1.鰻への飽くなき探求:天然と養殖の極み
野田岩では、天然鰻を求める姿勢を崩していません。天然鰻は、その時期、その場所で最も良いものだけを厳選して仕入れます。ただし、天然だけに頼らず、養殖鰻においても、最良の環境で育った質の高いもののみを使用。五代目店主は、自ら養殖場に足を運び、鰻の生育環境にも細かく気を配る「鰻への愛と情熱」が、その味の根幹を成しています。
2.鰻を蒲焼にする「四度の仕事」の妙技
江戸前蒲焼は、「割き三年、串八年、焼き一生」と言われるほど、職人の技が問われる料理です。野田岩の蒲焼は、この技が凝縮されています。
割き(さばき): 熟練の技で、一気に鰻をさばき、骨や内臓を処理します。
串打ち: 身を崩さないよう、均一に熱が通るように繊細に串を打ちます。
蒸し: ここが江戸前の特徴。白焼きにした鰻を蒸すことで、余分な脂を落とし、身をふっくらと柔らかく仕上げます。
焼き(タレ付け): 蒸した鰻を、代々受け継がれてきた秘伝の「返し(タレ)」にくぐらせながら、じっくりと焼き上げます。
この秘伝のタレは、鰻の脂と旨味が溶け込み、継ぎ足し続けられたことで、深みのある、上品で奥ゆかしい甘さに仕上がっています。このタレこそが、野田岩の味の証です。
五代目店主の革新:絶滅危惧種を守る取り組み
野田岩の五代目、金本兼次郎氏は、伝統を守りながらも革新を続けています。鰻が絶滅危惧種となるリスクに対し、養殖技術の研究や環境保護に積極的に取り組み、「鰻文化」の未来を守る活動を行っています。
オーガニック鰻: 薬剤を使わず、自然に近い環境で育てられた鰻を研究・提供するなど、食の安全性と持続可能性にも高い意識を持っています。
この「食文化を未来へ繋ぐ」という揺るぎない哲学が、野田岩の料理にさらなる品格を与えています。
麻布飯倉本店の「空間」と「メニュー」の魅力
麻布飯倉本店は、都心にありながら喧騒を忘れさせる、静かで格式高い佇まいです。
落ち着いた空間と心尽くしのもてなし
数寄屋造りの洗練された内装、手入れの行き届いた坪庭、そして落ち着いた個室。野田岩の空間は、鰻をじっくりと味わうための最高の舞台を提供してくれます。仲居さんの丁寧で控えめな接客も、老舗ならではの「粋」な体験の一部です。
蒲焼だけではない、野田岩の魅力的なメニュー
野田岩では、蒲焼以外にも鰻の魅力を最大限に引き出す一品料理が豊富に揃っています。
うざく・う巻き: 鰻をキュウリと合わせた「うざく」、だし巻き卵で巻いた「う巻き」は、前菜やお酒の肴として定番です。
白焼き: タレをつけずに、シンプルに焼かれた鰻を、ワサビや塩でいただく「白焼き」は、鰻本来の脂の質と香りをダイレクトに感じられる逸品です。
肝吸い: 鰻の肝が入ったお吸い物。上品な出汁の香りが、蒲焼の風味を一層引き立てます。
野田岩での至高の体験を叶える「予約の極意」
五代目 野田岩は、その格式と味から、多くの美食家が訪れるため、事前の予約が非常に重要です。
特に予約が必須な時間帯: 週末のランチタイムやディナータイム、祝日は特に混み合います。2週間~1ヶ月前を目安に予約しましょう。
席の希望: 落ち着いた空間で楽しみたい場合は、個室の予約も可能です。予約時に希望を伝えておきましょう。
鰻の「旬」にこだわるなら: 野田岩では天然鰻を提供できる時期があります。天然鰻を希望する場合は、必ず事前に予約時に確認し、仕入れ状況を問い合わせましょう。
まとめ
東京・麻布の「五代目 野田岩」は、ただ単に鰻を提供する店ではなく、日本の伝統的な食文化と、職人技の粋を今に伝える「生きた歴史」です。
代々受け継がれた秘伝のタレと、熟練の技で焼き上げられた鰻は、口の中でとろけ、上品で奥深い香りが鼻に抜けます。
麻布の洗練された街並みの中で、四百年の時を超える「本物の味」に出会い、日本の食文化の深さを感じてみてください。
アクセス情報(Access Information)
麻布飯倉本店は、東京メトロ日比谷線と都営大江戸線の駅が最寄りです。
所在地:東京都港区東麻布1-5-4
| 最寄りの駅 | 路線 | 出口 | 徒歩目安 | 詳細 |
| 神谷町駅 | 東京メトロ 日比谷線 | 2番出口 | 約5分 | 外堀通り沿いを麻布台ヒルズ方面へ向かうルートです。 |
| 麻布十番駅 | 都営 大江戸線 | 6番出口 | 約10分 | 麻布十番の商店街を抜け、飯倉交差点方面へ向かいます。 |
| 六本木駅 | 東京メトロ 日比谷線 都営大江戸線 | 3番出口 | 約15分 | 六本木ヒルズを抜け、飯倉交差点方面へ向かうルートです。 |
周辺の観光 (Nearby Attractions)
- 麻布台ヒルズ:2023年に開業したばかりの新たなランドマーク。モダンな建築群と緑が融合した空間で、最先端のショッピングやアート、展望台からの東京タワーの眺めを楽しめます。
- 東京タワー:野田岩から目と鼻の先にある、東京のシンボル。食事の前に上って東京を一望したり、夜にライトアップされた姿を眺めながら散策するのもロマンチックです。
- 麻布十番商店街:昔ながらの商店と、モダンなカフェや店が混在する、国際色豊かな商店街。食べ歩きや散策が楽しく、東京の下町情緒と国際的な雰囲気を同時に味わえます。
- 六本木ヒルズ:ショッピング、アート、展望台(東京シティビュー)を備える巨大複合施設。特に森美術館は夜遅くまで開館しており、食後に芸術鑑賞を楽しむのもおすすめです。
- 増上寺(ぞうじょうじ):徳川将軍家の菩提寺として知られる格式高い寺院。東京タワーを背景に立つ姿は圧巻です。静謐な空間で歴史を感じながら、心を落ち着かせることができます。



