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父母ヶ浜(Chichibugahama)
【日本のウユニ塩湖】父母ヶ浜(香川県)!「天空の鏡」が映し出す奇跡の夕景と撮影ガイド
空と海が溶け合い、境界線がなくなる瞬間。 足元を見れば、そこにもう一つの空が広がっている——。
南米ボリビアにある「ウユニ塩湖」は、死ぬまでに一度は行きたい絶景として有名ですが、実は日本国内にも、その奇跡のような光景に出会える場所があります。それが、香川県三豊市にある「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」です。
約1kmにわたって続く遠浅のロングビーチは、かつては地元の人だけが知る静かな海水浴場でした。しかし、干潮時に現れる潮だまりが鏡のように空を映し出すことから、「日本のウユニ塩湖」としてSNSで爆発的な話題に。今や世界中から絶景を求める旅人が集まる聖地となりました。
シャッターを切れば、誰もがフォトグラファーになれる魔法の場所。 瀬戸内海の穏やかな風を感じながら、奇跡の一枚を撮りに行きませんか?
父母ヶ浜のハイライト(Highlights)
父母ヶ浜に行けばいつでもあの絶景が見られるわけではありません。「天空の鏡」が現れるには、自然条件がピタリと揃う必要があります。旅行の計画を立てる前に、必ずこの3つの条件をチェックしてください。
条件1:干潮と日の入り時刻が重なる時
最も重要なのが潮位です。干潮時に砂浜のあちこちに現れる「潮だまり(水たまり)」が鏡の役割を果たします。特に、干潮の前後約30分〜1時間と、夕暮れ時(日の入り前後)が重なるタイミングがベストです。空が茜色から紫紺色へと変わる「マジックアワー」のリフレクションは、言葉を失う美しさです。
条件2:風がなく、水面が波立っていない時
水面が鏡になるためには、静止していることが絶対条件。風が強いと水面が波立ち、きれいに反射しません。予報を見て、風速が弱い日を狙いましょう。
条件3:日の入り前後約30分の「マジックアワー」
昼間の青空も美しいですが、父母ヶ浜の真骨頂は夕暮れです。太陽が沈んでからの数十分間、空のグラデーションが最も美しくなり、人物のシルエットがくっきりと浮かび上がります。
スマホで簡単!「ウユニ風写真」の撮り方ガイド(How to take a photo)
特別なカメラがなくても大丈夫。スマホ一つでプロのような写真を撮るためのテクニックをご紹介します。
カメラの位置を「低く」構える これが最大のコツです。立ったまま撮るのではなく、カメラを地面ギリギリまで下げましょう(水没には注意!)。ローアングルで撮ることで、実像と水面の虚像が対称になり、空に浮いているような写真になります。
被写体は「砂州(さす)」に立つ 潮だまりの手前ではなく、潮だまりの向こう側にある砂の陸地(砂州)に人物が立ちます。
シルエットを活かす 逆光を利用して、人物をシルエットにします。大きく手足を広げたり、ジャンプしたり、傘などの小道具を使ったりすると、よりドラマチックな一枚になります。
Travel Tip: 浜辺には足洗い場も整備されていますが、撮影に夢中になると靴や裾が濡れることは日常茶飯事です。サンダルとタオルを持参するのが、父母ヶ浜を楽しむための必須マナーであり、賢い準備です。
アクセス情報(Access Information)
最寄りの公共交通機関はバスですが、本数が限られているため、時間を気にせず楽しむにはレンタカーがおすすめです。
車・レンタカーを利用する場合
高松自動車道「さぬき豊中IC」より約20分。
「三豊鳥坂IC」より約20分。
駐車場: 父母ヶ浜専用駐車場あり(通常期は無料、夏期シーズン等は有料の場合あり)。ナビには「父母ヶ浜海水浴場」と入力してください。
電車とバスを利用する場合
JR予讃線「詫間(たくま)駅」下車。
駅前から三豊市コミュニティバス(仁尾線)に乗車し、「父母ヶ浜」バス停で下車(所要時間約25分)。
※バスは日曜・祝日が運休となる場合や、便数が少ないため、必ず事前に時刻表を確認してください。
ハーツシャトル(予約制): JR詫間駅と父母ヶ浜を結ぶシャトルバスも運行されています(運行日要確認)。
周辺の観光・食事処 (Nearby Attractions and Dining)
絶景を待つ間や、撮影の後も楽しめるスポットが充実しています。三豊市エリアはおしゃれなカフェや新たな絶景スポットの宝庫です。
父母ヶ浜ポート(Chichibugahama Port): 浜辺のすぐそばにある観光案内所兼カフェスタンド。地元の食材を使ったドリンクや軽食を楽しめます。海を見ながらのコーヒータイムは至福のひととき。
BAKE STUDIO OKAZAKI: 父母ヶ浜沿いにある人気のハンバーガー&ドーナツショップ。肉厚でジューシーなハンバーガーはボリューム満点!テラス席からの眺めも最高です。
KAKIGORI CAFE ひむろ: 地元のフルーツを使った自家製シロップのかき氷が人気のお店。夏場は行列必至ですが、ふわふわの氷は並んででも食べる価値あり。
天空の鳥居「高屋神社(たかやじんじゃ)」: 父母ヶ浜から車で約20分。標高404mの稲積山頂上にある神社です。本宮の鳥居越しに観音寺市内と瀬戸内海を一望でき、まるで空に鳥居が浮いているような絶景写真が撮れます。父母ヶ浜とセットで訪れるのが定番コースです。
まとめ
「ただの水たまり」が、条件が揃った瞬間に「天空の鏡」へと変わる。 その劇的な変化は、自然が見せてくれる魔法そのものです。
大切な人と手を繋いでシルエットになったり、一人で静かに夕陽を見つめたり。父母ヶ浜での時間は、きっとあなたの旅のアルバムの中で、最も幻想的な1ページになるはずです。
潮見表(タイドグラフ)を確認して、最高のタイミングで「日本のウユニ」へ出かけてみませんか?


