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北海道・札幌のジンギスカン(Hokkaido Jingisukan)
【北海道・札幌】「ジンギスカン(羊肉BBQ)」北の大地で味わうソウルフード!必食の名店3選
広大な大地、澄み渡る空気。 北海道・札幌を訪れたなら、絶対に外せない「音」と「匂い」があります。
ジュウジュウと音を立てて焼ける肉、立ち上る香ばしい煙、そして冷えたジョッキをぶつけ合う乾杯の声。 そう、北海道民のソウルフード、「ジンギスカン(Genghis Khan)」です。
中央が盛り上がった独特の鉄鍋で、羊肉(ラム・マトン)と野菜を豪快に焼くこの料理は、単なる焼肉ではありません。北海道の開拓の歴史と、北国の風土が生んだ「食の文化遺産」です。
「羊肉はクセがあるから苦手…」 そんな人にこそ、本場の味を体験してほしい。新鮮な羊肉は驚くほど臭みがなく、柔らかく、そしてヘルシーです。 今回は、札幌に来たら必ず訪れたい「ジンギスカンの名店」3選と、その奥深い魅力をご紹介します。
なぜ北海道で「ジンギスカン」なのか? 美味しさの秘密
お店に向かう前に、ジンギスカンをより美味しく楽しむための基礎知識をおさえておきましょう。
ヘルシーで罪悪感なし!「カルニチン」の魔法
ジンギスカンが女性にも大人気な理由。それは羊肉に含まれる「L-カルニチン」という成分にあります。脂肪燃焼を助ける効果があると言われており、牛肉や豚肉に比べて低カロリーかつ高タンパク。 「北海道旅行で食べ過ぎた…」という夜でも、ジンギスカンなら罪悪感なくお腹いっぱい食べられます。
「兜(かぶと)」型の鍋には理由がある
ジンギスカン鍋は、中央が盛り上がり、縁(ふち)が溝になっています。なぜこの様な形なのか?それには、ちゃんと理由があります。
中央でお肉を焼く。
肉汁が溝に流れ落ちる。
その旨味たっぷりの脂で、縁にある野菜を煮焼きにする。 このサイクルにより、野菜が驚くほど美味しくなるのです。
「タレ後付け」vs「味付き」
北海道には大きく分けて2つの流派があります。
札幌スタイル(後付け): 焼いた肉を、店ごとの秘伝のタレにつけて食べる。肉本来の味を楽しめます。
滝川スタイル(味付き): あらかじめタレに漬け込んだ肉を焼く。味が染みていて柔らかく、ご飯が進みます。
札幌に来たらここは絶対! 伝説のジンギスカン3選
数え切れないほどの店がひしめく札幌ですが、初心者から食通まで唸らせる「間違いない名店」を3軒厳選しました。それぞれスタイルが異なるので、好みのお店を見つけてください。
① 【ススキノ】成吉思汗(ジンギスカン) だるま 本店
〜昭和29年創業。ススキノの夜はここから始まる〜
札幌一の繁華街・ススキノの路地裏で、年中行列が絶えない伝説のお店。それが「だるま」です。 カウンターだけの狭い店内は、炭火の熱気と肉を焼く煙でムンムン。これぞ「ザ・ジンギスカン」という雰囲気が味わえます。
ここの特徴は、一切冷凍していない「マトン(成羊)」へのこだわり。 「マトンは硬くて臭い」という常識を覆す、新鮮で濃厚な旨味に衝撃を受けるはずです。女将さんが仕込む醤油ベースの秘伝タレは、あっさりしていながらもコクがあり、肉の脂をさっぱりと食べさせてくれます。
必食メニュー: 成吉思汗(マトン)、最初の野菜(無料)、シメの「お茶漬け」(タレをご飯にかけ、番茶を注ぐ裏メニュー)
ポイント: 予約不可のため、開店直後か深夜を狙うのがコツです。
② 【苗穂】サッポロビール園
〜赤レンガの開拓使館で、工場直送の生ビールと乾杯!〜
「北海道に来た!」という感動を最も味わえるのがここ。明治時代の赤レンガ建築を利用した巨大なビアホールで、ワイワイと楽しむスタイルです。
ここの魅力は、なんといっても「生ラムジンギスカン」と「工場直送の生ビール」の最強コンビ。 クセのない柔らかい生ラムは、ジンギスカン初心者やお子様でも安心して食べられます。そして、合わせるビールはここでしか飲めない「サッポロファイブスター」や、北海道限定の「サッポロクラシック」。 高い天井のホールで、煙に包まれながらジョッキを傾ける体験は、旅のハイライトになること間違いなしです。
必食メニュー: 名物生ラムジンギスカン、サッポロファイブスター(限定ビール)
ポイント: 食べ飲み放題プランが充実しており、グループ旅行や家族連れに最適です。
③ 【札幌駅周辺・他】松尾ジンギスカン 札幌駅前店
〜タレに漬け込む「味付き」の元祖! ご飯が止まらない美味しさ〜
「だるま」などの焼いてからタレをつけるスタイルに対し、肉をタレに漬け込むスタイルの代表格が「松尾ジンギスカン」です。 北海道・滝川市で生まれたこの味は、地元民の家庭の味としても親しまれています。
特製のタレには、リンゴや玉ねぎなどの果汁・野菜がたっぷりと使われており、肉を柔らかくすると同時に、羊肉特有のクセを消してくれます。 鍋の周りで、タレの染み込んだ野菜をグツグツと煮て、お肉と一緒にオン・ザ・ライス! 甘辛い味わいは、一度食べると病みつきになります。
必食メニュー: 特上ラムジンギスカン、うどん(シメにタレで煮込むのが定番)
ポイント: 服に匂いがつきにくい設計の店舗が多く、ランチ利用やデートにもおすすめです。
周辺の観光 (Nearby Attractions)
お腹がいっぱいになったら、札幌の夜風に当たりながら散策しましょう。
- 大通公園(おおどおりこうえん):札幌の中心を東西に貫く広大な公園。冬の「さっぽろ雪まつり」をはじめ、夏はビアガーデン、秋はオータムフェストと、食のイベント会場としても有名です。テレビ塔からの夜景も必見。
- 札幌市時計台:「日本三大がっかり名所」なんて言われることもありますが、夜のライトアップされた姿は幻想的で美しいです。ジンギスカンの後の散歩コースにぴったり。
- ススキノ交差点(ニッカの看板):「だるま」などがあるススキノエリアの象徴。ニッカウヰスキーの髭のおじさんの看板前は、札幌旅行の記念撮影スポットとして定番です。
アクセス情報(Access Information)
札幌は交通網が発達しており、今回紹介したお店もアクセス良好です。
【新千歳空港から札幌へ】
JR快速エアポート: 最速37分でJR札幌駅へ到着。
【各店へのアクセス】
だるま 本店: 地下鉄南北線「すすきの駅」から徒歩約7分。
サッポロビール園: JR札幌駅北口、または大通公園近くから直行バス(約15分〜20分)が出ています。タクシーでも札幌駅から約10分。
松尾ジンギスカン 札幌駅前店: JR札幌駅南口から徒歩3分(地下直結で雪の日も安心)。
まとめ:北の大地で、命をいただくご馳走を
かつて、北海道の寒さから身を守る衣類(ウール)のために飼育が始まった羊。 その命を余すところなく美味しくいただく知恵として、ジンギスカンは生まれました。
新鮮な空気、美味しい水、そして開拓者たちの魂がこもった熱々のジンギスカン。 札幌の夜は、この味を知って初めて完成します。 次の休みは、お腹を空かせて北の大地へ飛び立ちませんか?
関連リンク(Related Links)
- ようこそSAPPORO(札幌観光協会公式サイト)
- サッポロビール園 公式予約サイト


