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沖縄美ら海水族館(Okinawa Churaumi Aquarium)

「美ら海」の名に込められた想い

「美ら(ちゅら)」とは、沖縄の方言で「美しい」「清らか」という意味を持ちます。 2002年の開館以来、沖縄の海の神秘をありのままに伝えることをコンセプトにしてきました。

建物の入り口にある「海人門(ウミンチュゲート)」をくぐり、エスカレーターを下っていく構造は、まるで私たち自身が海の中へ、そして深海へと潜っていくような没入感を演出しています。浅瀬のサンゴ礁から始まり、黒潮の海、そして深海へ。順路自体が、沖縄の海を旅するストーリーとなっているのです。

 

圧倒的スケールで描く生命のドラマ「黒潮の海」

沖縄美ら海水族館のハイライトであり、訪れる全ての人の息をのむ場所。それがメインスポットである巨大水槽「黒潮の海」です。

1. 視界いっぱいに広がる「青」の世界

深さ10メートル、幅35メートル、奥行き27メートル。容量7,500トンという世界最大級の水槽は、もはや「水槽」という枠を超え、一つの海そのものです。 使用されているアクリルパネルは、かつてギネスブックにも認定されたほどの厚みと透明度を誇り、魚たちと私たちの間にある隔たりを感じさせません。

2. 悠久の時を泳ぐジンベエザメ

この青いスクリーンの主役は、全長8メートルを超えるジンベエザメです。 世界で初めて長期飼育に成功したことでも知られるこの場所では、現在も悠々と泳ぐ巨体を見ることができます。その動きは緩やかで優美。白い斑点模様が照明に反射し、まるで星空を纏って泳いでいるかのような神秘的な光景です。特に、垂直の姿勢で食事をする給餌シーンは、その豪快さに圧倒されることでしょう。

3. 世界初の繁殖に成功したナンヨウマンタ

ジンベエザメの周囲を舞うように泳ぐのが、世界最大のエイ、ナンヨウマンタです。 複数のマンタが隊列を組んで旋回する姿は、優雅なバレエのよう。ここもまた、世界で初めて飼育下での繁殖に成功した場所であり、生命の神秘と飼育員たちの情熱が結実した場所でもあります。

 

太陽と光のアート「サンゴの海」

「黒潮の海」の迫力とは対照的に、色彩の美しさに心を奪われるのが「サンゴの海」です。 ここでは屋根をなくし、沖縄の強烈な太陽光を直接水槽に取り入れる「オープンシステム」を採用しています。

自然の光を浴びて輝く約70種800群体の造礁サンゴは、すべて10年以上の歳月をかけて育てられたもの。時間帯によって変化する陽の光が、水中に揺らめくカーテンのような光の筋を作り出し、カラフルな熱帯魚たちを照らし出します。それはまさに、自然が描く極彩色の絵画。人工照明では表現できない、生命本来の輝きを感じることができるでしょう。

 

知られざる神秘「深層の海」

華やかな浅瀬の海からさらに奥へ進むと、光の届かない「深層の海」エリアが現れます。 沖縄周辺の深海200メートル以深に生息する生物を集めたこのゾーンは、静寂と神秘に包まれています。

発光する生物や、奇妙な形をした深海魚たち。これまで多くの新種が発見されてきた沖縄の深海は、まさに未知の領域です。派手さはありませんが、生命の多様性と進化の不思議を静かに語りかけてくる、知的好奇心を刺激する空間です。

 

水族館の外にも広がる楽しみ

美ら海水族館のある海洋博公園は、水族館の本館以外にも見どころが満載です。

  • オキちゃん劇場(イルカショー): 東シナ海に浮かぶ伊江島(いえじま)を背景に、ダイナミックなジャンプを見せるイルカたち。なんとこのショーは観覧無料です。青い空と海をバックにした開放感は、沖縄ならではの贅沢です。

  • ウミガメ館・マナティー館: 産卵用の砂浜を備えたウミガメ館や、人魚伝説のモデルとも言われるマナティーの愛らしい姿を間近で観察できます。

  • エメラルドビーチ: 水族館から徒歩圏内にある、「快水浴場百選」にも選ばれたY字型のビーチ。白い砂浜と「美ら海ブルー」のコントラストは必見です。

 

アクセス情報(Access Information)

那覇空港から沖縄美ら海水族館(海洋博公園)へのアクセス方法は、主に車(レンタカー)またはバスになります。

所在地: 〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町石川424

  •  車(レンタカー)の場合
     最も一般的で自由度が高い方法です。
    • ルート: 那覇空港 → 県道231号線 → 安次嶺交差点右折 → 国道331号線 →沖縄自動車道(豊見城・名嘉地IC〜許田IC)
      → 国道58号線・国道449号線 → 浦崎交差点左折 → 県道114号線 → 海洋博公園

    • 所要時間: 約2時間(高速道路利用時)

    • 駐車場: 海洋博公園には全9カ所の駐車場(無料)があります。

  • 急行バス(空港直行便)の場合
    運転に自信がない方やお酒を楽しみたい方におすすめです。

 

周辺の観光スポット

水族館がある本部町周辺は、沖縄の原風景や絶景が残るエリアです。水族館と合わせて訪れたいスポットをご紹介します。

  • 備瀬のフクギ並木:水族館から車で約5分。防風林として植えられたフクギ(福木)が約2万本並ぶ、集落の散策路です。木漏れ日が差し込む緑のトンネルは、まるでタイムスリップしたかのような静けさ。水牛車に乗ってゆったりと散策するのがおすすめです。
  • 古宇利島:水族館から車で約30分。エメラルドグリーンの海の上を走る全長1,960mの「古宇利大橋」を渡って行く離島です。「恋の島」とも呼ばれ、ハート型の岩(ハートロック)があるティーヌ浜は人気のフォトスポット。橋からの絶景は、沖縄ドライブのハイライトと言えます。
  • 今帰仁城跡:世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つ。標高約100mに位置し、堅牢な城壁の曲線美と、そこから見下ろす海の青さが絶景です。桜の名所としても知られ、歴史と自然が調和した荘厳な雰囲気を楽しめます。

 

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